ことわざに「風が吹けば桶屋が儲かる」というのがあって、落語のネタだったとおもうのですが、要は森羅万象なんらかの関係でつながっていて、1つの事だけで済むものではないと言う戒めではないかと感じています。
桶屋さん
十三の商店街から裏道に入ったところにある桶屋
看板は写っていないが「桶屋」と堂々と書いてある
なかなか見る事が出来ない、店舗?ではないでしょうか。正統派桶屋です。ちゃんと板を削って組み立てて箍をはめて桶にする。その仕事を受け継いできている職人さんがいる店舗です。
店舗兼作業場内
ずらりと並んだ道具が、真剣に仕事をしている現場を象徴しています。今時、こんな立派に職人仕事をしているすばらしい店があるんですね。十三(じゅうそう)自体は淀川の13番目の渡しから由来するとか、条里制で十三条の条がとれて十三になったとか、言われています。明治後期に箕面有馬電気鉄道(阪急電鉄の前身)が十三駅を開設。町自体は17世紀後半の江戸時代からにぎわっていた様です。
しかし、なぜ「じゅうさん」ではなく「じゅうそう」と読ませるのか・・?元々の地名の村に字としてあった様ですが詳細は不明です。
しかしながら、大阪の下町としてしっかりと根を下ろしており、庶民の町として栄えています。