大阪の街中を走る大阪市バス。ちょっと急ぐバスがあります。
運行中の急行バス
70系統西船町行きと91系統鶴町4丁目行きがある
市バスと言えば、ループ運行を行う赤バスを含めて原則は各停のはず…ですが、大阪市バスに急行というのが一部運行されています。
場所は大正区。交通手段があまり発達しておらず、市バスが市民の足となっているのですが、その分停留所間隔が短く非常に多いのです。市民の足としてその役目を全うするにはしごく当然なのですが、急ぐ人には大変まどろっこしい。日本一の歩行速度を誇る大阪人ですので、便利さに反して急ぐのもあります。
で、大阪ドーム発の路線バスで鶴町4丁目行きと、西船町行きの2種類の路線に臨時便として急行バスが運行されています。
急行バスの利用は平日の通勤に依る要因が多く、大正駅から離れた海岸沿いにいたる工業地帯への通勤に利用されるため、大正通りを主とした朝夕に運行されるバスの本数はハンパではありません。
鶴町4丁目発の時刻表
朝の異様なタイムテーブルが利用者数を物語る
夕方は4~6分間隔で運行
待機中のバス
当然ですが、このように短い間隔で急行バスが運行される合間に通常のバスも運行されているため、バス停によっては1~2分間隔のタイムテーブルとなり、乗ろうとするバスのすぐ後で同じ行き先のバスが待っているという、数珠繋ぎの状態もしばしば。
急行専用バス停
西船町の急行専用バス停
急行バスが運行されるバス停にはこのように急行専用のバス停が設けられているところがあります。
もっとも、この西船町のバス停の場合は通常この「急」の看板は掛けられておらず運行時間帯のみ、係員がやってきて、掛け外しを行います。
それ以外の多くの利用者が見込まれる場所では大正橋のバス停のように別に急行専用のバス停がしつらえてあり、そこから乗降客が乗り降りするものもあります。
大正橋の急行専用バス停
これらのバスが運行されている大正通ではこれに加えてIKEAのシャトルバスまで運行され、はっきりいってバスだらけの道です。昼間であっても数台のバスが常に視界に入るぐらいのバス銀座。
以前にご紹介した渡船と同様、人を運ぶ手段について大正区は大変特徴が見られる地域といえます。
バス停のバス運行案内表示(一部)
これで一部であり全体はもっとい大きい
バス停に来るバスの種類が多く、バス停が同じ場所に行き先別に複数設置されていたりして複雑な乗り場となっています。正しいバス停で待たないと行きたいバスに乗れないという、ちょっとした慣れとテクニックが必要といえます。
渋滞などによる遅延もあることから5つ前のバス停からの運行が見え、そのバス停に止まる路線全てが掲示されるこのような巨大な案内表示がおかれています。
渡船関連の記事はこちらをご参照ください
渡船(#1)
渡船(#2)
渡船(#3)
渡船(#4)
土日ののんびりした雰囲気にはそぐわないせいか、平日のみでラッシュアワーのみの運行だそうですので、休みの日に確認しに行くも全然見かけず。で、営業所に聞きに行くと平日のみだったそうで、道理で見かけないわけだったというオチ付きです。
市バスの急行は知りませんでした。
昔は(バブルの頃?)は、もっと多くの系統で走っていたように思うのですが、いまはこの2系統だけのようです。
ましてや今は、平日の朝夕だけですので、その時間帯に大正通を通らないと見かけません.
大正区在住か通勤先がこの路線の人でないと知らない大阪人がほとんどではないでしょうか。
> 交通手段があまり発達しておらず
バスも立派な交通手段です(怒)
ミニ地下鉄が「大正」が終点なのも納得です
計画では大正通を延伸させることになっているんですが、バスにはかなわないという区民の声が…
もっとも千歳橋開通で鶴町が近くになりましたが…
今里筋は「今里~湯里6」がどうするんでしょうね
関目~今里はバスvs地下鉄どちらが便利なのでしょう
(と振ってみる)
ことば足らずです。
誤 交通手段があまり発達しておらず
正 高速に移動するための交通手段が発達しておらず
鉄道網が大正区は除外されているかのごとく、通っていないという事が言いたかったのです。目的地のすぐ近くまで運んでくれるバスは私は大好きなので。
地下鉄反対というのももっともです。数分待てば何らかのバスがくる現状では妙に10分間隔以上で運行され、階段を上り下りしないといけない地下鉄は敬遠されるでしょうね。
昔はなんば行きの急行バスも運行していたように記憶しています。
コメントありがとうございます
高速でなくても「時短」で移動できるほうがいいです
バスしかない行政区というと。。。
(東淀川もそうでしたが8号線で解消された)
運行は昼間のみになりましたが系統 71A 上本町6>鶴町4にも「急行」がありました
大正橋からなんば、上本町6、までノンストップでした
千日前通を爆走してたような