DACユニット最後の回路基板。
平衡≈不平衡 & LPF基板
PCM1791の出力は平衡出力ですので平衡〜不平衡変換と高調波部分をカットするLPFを通してシングルエンドのオーディオ出力とします。
回路はTexasInstrumentsのデータシート(p.34-35参照)の回路を参考にさせていただきました。構成された多重帰還型ローパスフィルターのカットオフの周波数は77kHzとなっています。
TexasInstrumentsのデジタルオーディオで使うアナログ回路のオペアンプにはなぜかNE5532をアプリケーション回路に使われているのが多く見受けられます(実装しているのはJRCの互換ローノイズ選別品)。NPNトランジスタ入力のバイポーラ・オペアンプなのですが、殊更に選定される理由が何かあるのでしょうか。確かに4580系よりは高性能だとは思いますが・・・。
電源は前回の電源ボードで生成した±15VをXHコネクタで供給。
なんだか久しぶりに両電源のまともなオペアンプ回路を組んだ気がします(苦笑)。