以前に製作した時のDC-DCコンバーターモジュールが入手難なので代替を実験中。
両電源基板
秋月で販売中の3Wクラス絶縁型DC-DCコンバータMCWI03-12D15を使って以前の両電源基板に相当するものを製作してみました。
異なる点はこのモジュールは出力にチョークコイルが内蔵されていて以前のようなコモンモードチョーク外付けする必要がなさそうな点です。データシートにはリップルノイズは50mVP-Pとなっていてなかなか優秀そうです。更にリップル除去が必要な場合は3.3µFのコンデンサーを外付けするようにとあります。
故障時ショートモードな点が気になりますが3.3µF/25Vのタンタルコンデンサーを両電源出力に並列に実装しました。更に入力側はスイッチングノイズが逆流しないように底ESRの220µF/25V電解コンデンサーと4.7µHのインダクタで構成したLCローパスフィルターを追加しています。
モジュールのスイッチング周波数は350kHzなので何かと重畳しない限り可聴域のノイズは出てこないと思いますが念の為に対応しておきました。
この辺りの詳細はモジュールのデータシートを参照してください。
以前のユニットはメーカー会社整理時の放出在庫(いわゆるジャンク品)なため単純に価格を比較できませんが、このユニットは個人でも手を出して組み込みできる範囲だと思います。外付け部品が少ないためかなりスッキリした基板に仕上がりました。