屋号は「こねこ」ですが、書かれた文字は違います。
居酒屋「こねこ」
「こねこ」はともかく、ドーンと真ん中にある文字「孨」が読めません。(文字が出ていない人は上の看板の写真をご覧下さい。第4水準の文字です…)
以前に羊が3つ集まった文字「羴(セン)」を屋号にする店を記事にしましたが、こちらは屋号ではなく、看板にのみ使われている模様。
文字の訓読みは「つつし・む」(音読みは「ジュウ、セン」です)で、意味には慎む以外に弱いという意味もあるそうです。子供が集まって弱いということらしいですが、この文字は「こねこ」とは読みません。イメージ的には「子猫」→「かわいい」→「子の文字を集めた」と繋げたいのかもしれませんが、直接的には関連は無し。
「孨」の文字の読みが「こねこ」と誤解してしまいそうです。
ちなみに「子」が2つの文字「孖」もあり、この文字は「ふたご」と読むそうで、こちらは文字から意味がストレートです。普段使いはしませんけど(笑)。
こねこに何故この文字を用いたのか・・・
単純に我が子のように可愛い猫を3匹店主が飼っていただけでしょうか
たぶん、字も子猫も可愛いが共通項なのではないかと想像しています。
ひらがなの「こねこ」で充分に可愛いと思いますけどね。