大改装してきれいになった大阪駅ですが、とんだ欠陥が。
大阪駅ののりばの屋根
現状のJR大阪駅は完成するまでの過程を以前の記事のこちらやこちらで紹介していますが、出来上がったあとで新たに不具合が露呈してしまいました。
大阪駅、乗り場の上を覆う斜めの巨大ルーフで雨のかからない開放的な巨大空間を作り上げるのが目的だったのですが、ちょっと考えれば判りそうなのが風雨の強い時でも吹き込まないのか?なのです。
ええ、吹き込みます。思いっきり。というのが、上の写真。
傾斜の屋根の高い方が外向き開口部が大きい事から吹き込んできてしまい、屋根を取り払った解放空間を演出するはずが傘が必要なぐらい、外から乗り場の屋根のない部分へ雨が降ってきます。
本来は屋根も付けたく無かった場所に、解放空間の演出を残しつつ雨を凌ぐという妥協案がガラスのルーフを新設するという案でした。巨大ルーフの下までは改装した屋根を付けていたのですが、それだけではカバーできず、余分な費用と施工が必要となったようです。
ちょっと考えれば思いつくと思うのですが、うっかり気づいていなかったようです。