台風が来ていたので心配していたのですが、天候は回復して一安心。
第20回 JR貨物フェスティバル 広島車両所公開
会場エントランス
今回は開場少し前に到着したのですがすでに長蛇の列。多分解体車両の鉄道部品が目当ての鉄分たっぷりの方が先頭から並んでいらっしゃったのではないでしょうか。
鉄道部品販売コーナー
鉄道部品入札コーナー
これが一番のメインとしている人もいらっしゃいますので、ご苦労様としか言い様がありません。機関車の廃車・解体された車両番号は凄い値段が付けられています。15万円とか20万円といった値札が付いていて決してお安いとは思えません。持ち帰るにもかなり重いと思うのですが…。
鉄道ファンの足元を見ているというか、それだけの値段でも購入する人がいるからというのか。値段がついている物は抽選制、それ以外は最高金額で競り落とす入札制になっています。
これらのプレート類を見ていると結構廃車解体している機関車があるんだと物寂しい気持ちになってしまいます。
どんどんと廃車にされています。EF81(7台+4台)、EF65(8台)、EF66(3台)、DD51(3台)とEF59 15が並んでいました。
昨年の展示車両だったDD51 1188、予想通り廃車解体されてプレートが置かれていました。
撮影用ヘッドマーク
今年もいろいろなヘッドマークが並び、各機関車の前に付けられて、その度に写真を撮影する人たちが大挙していました。ヘッドマークとして有り得るパターンなら良いのですが、まったく実在しない物が付いていてもガンガンみんな写真を撮っていました(苦笑)。機関車が同じでヘッドマークだけ違い、しかも同じ場所にある機関車(当然背景も同じになる)の写真は、はたしてアリなのか悩みます。
今回はさよならイベント時に付いていた「さよなら日本国有鉄道」や「さようなら EF67 0番台」の他、「さよなら あとおし自動解放」などのヘッドマークが多く出てきていました。
クレーン実演
例によって大規模イベントのクレーン実演は大人数が収容できることもあり大にぎわいです。吊り上げられた機関車が眼前に来るとどよめきがおこります。
今年はウマに乗せてあったのを別のウマに運ぶのではなく、台車に載せる演出がされていました。実際はまだ調整中ですので台車に載せる事は無く、だいたい台車に入るぐらいまででストップでした。
鉄道模型ジオラマ
コンテナの中に鉄道模型のジオラマが置かれています。こちらも毎年恒例の出し物。
分解できるようになっているのでいつもは車両所のどこかにひっそりと置かれているか、職員の自宅にあるのかもしれません。
EB66 1とDB10
本当の機関車であるDB10側が見えていませんが、ミニレールではなく正規の軌道上を走るミニ列車。
親御さんと子供たちがたくさん並んでいましたが、けっこう捌けるようであまり長蛇の列にはなっていませんでした。
エスター号
今年も子供たちのためにミニ列車のエスター号が運行されていました。
今年は運転体験は無く、乗車体験のみ。ループで一周ではなく、直線路の往復だけなのでちょっと寂しい気もしますが、内燃機関で運行する機関車が迫力ある音を出しながら進んでいるのは、ミニ列車とは言え乗車感があるのではないでしょうか。
他の非鉄道系イベントでは有料乗車の事が多いのですが、さすがにJR貨物のイベントでは無料です。
一つ気になった点ですが、なぜかヘッドマークのエスター号の部分が隠されていました。何か理由があったのでしょうか。
機関車運転室公開
EF210-121
これはかなり長蛇の列。整理券を貰わないと並んでも参加できません。
客車列車ではなく機関車の運転室というのは、滅多に見る事のできない機会ですので子供たちに大人気に加えて鉄の方々も多数ならんでいました。もちろん動画もスチルも撮りまくりのようです。
今回の機関車は昨年の新型であるEF210-300番台ではなくEF210-121が使われていました。機材の調達ができなかったのでしょう。
オマケ
機関車台車の砂箱
中身は宇部珪砂5号A
去年は袋だけ確認した滑り止め珪砂でしたが、今回は機関車台車が展示されていた所で砂箱を開けるとてんこもり入っているのを発見。中身は宇部珪砂5号Aです。
思ったよりも粗い砂で、メーカーによると比較的粒度が粗い製品で、粒径は2.4mm〜0.3mmとのこと。これを車輪とレールの隙間に吹き出して滑り止めにしています。本来の一番の用途はサンドブラストの研削材だとか。