ちょっとあまり時間が取れなかったのでチョットだけの参加。
製作会会場
共立電子産業 本社1Fセミナールーム
会場の様子
なぜかAVR系の作業をしている人も(笑)
今回は参加者が少なかったせいか、初心者の方の製作はほぼマンツーマン状態のフルサポートでした。人気のフルデジタルアンプを製作するかたがいらっしゃいましたが、スタッフ一人がベッタリ。
デジタルオーディオ系に取り組まれている方の他、最近人気が出ているキットの組み合わせを製作する例が何回か見受けられます。
USB_DOUT2706Kit+ステレオ30倍プリアンプ
USBバスパワーで動作するDAC基板のアナログ出力に30倍プリアンプ基板を繋いでヘッドホンアンプにしてしまうというやり方。オペアンプはキット付属のTL072から変更もできますので、自作派にとってはいじり甲斐のあるキットと言えます。入出力のカップリングコンデンサも自由に変更できます。
キット付属はPanasonicのECQVですが、WIMAやEROのフィルムコンデンサにする事もできますので、音の変化を楽しめるのではないでしょうか。
その他、もはやキット製作では無い状態の常連参加者の製作物が凄い。
電流駆動アンプ
毎回精力的に製作を続けているmithrilさんの作品。
最近流行の電流帰還アンプではなく、電流駆動アンプ。通常のパワーアンプはスピーカーを電圧駆動します。電流帰還アンプはスピーカに流れる電流をセンスして帰還をかけるのですが、こちらはスピーカに流れた電流から帰還をかけるタイプ。電流帰還は高域のハイインピーダンスになる領域でも理想の状態にで動作するようにするのですが、低域の共振が問題になる時があるので注意です。
なかなか難物なようで、音出しはできていたのですが、いろいろ苦労されていました。
デジタルーディオシステム
デジタル系のオーディオセットを精力的に作られている方のとりあえず一段落の完成をした状態。アンプ(右端の下段)はLXA-OT3なのでまだ目標には至っていないとのこと。
ヘッドホンは不平衡〜平衡変換(右端の上段)を通して、バランス駆動改造リワイヤリングしています。
192KHzのハイレゾ音源やDSDにも対応しているユニットをUSB接続して、入力に自動追従するようにされています(以前の製作の様子はこちら)。
ヘッドホンが超豪華(PLANER MAGNETIC TECHNOLOGY Audeze LCD-2)なのですが、ストリングスなどの音に艶と伸びがある非常に奇麗な音になっていました。もちろんハイレゾ音源(DSD 2.8MHz)で試聴しましたが、さすがに凄い。いや、お金も掛かってます。太刀打ちできません(そもそも私には無理です:笑)。
オマケ
出力電流を増やすためにオペアンプを並列駆動することはありますが、こちらはアッと驚くスタック増設(爆)。2段で出力が大きくなったのを確認して、えいっ!とばかりに4段にしてしまったそうです。
発振しないか心配ですが、大丈夫だろうか。
まあ、安いデバイス(NJM4558DD/@50円)なので、ダメもとだそうです。勇気あります。
今回は対応スタッフの方の人数が少なかった事もあり、設営〜清掃〜撤収は大変だったのではないでしょうか。いつもオンブに抱っこで恐縮です。