ちょっとばたばたしましたが、なんとか参加できました。
製作体験会会場
共立電子産業 本社1Fセミナー室
会場の様子
今回は参加者が比較的少なめだったこともあり、ゆっくりとした時間が流れていました。ヘッドホンアンプや、既存のデジタルオーディオ系の製作を着々と広げながら作り続けている常連の方などでしたが、今回は、筐体加工を行う人もほとんどおらず、静かな会場となりました。
FN1242A DAC
巷で有名らしい頒布キットで、国産DACである新潟精密のFN1242Aを使ったDACを作っていらっしゃいました。CS8416 DAIとFN1242Aで192kHz/24bitに対応しています。
DACは電圧出力で、ポストアンプに差動アンプが付いています。
今回は組み立てた段階で終了し、実際に音を聞く事はできませんでした。
今回はスタッフの力作が2点。
STK4132II ステレオパワーアンプ
ハイブリッドアナログオーディオアンプICである、デジット店頭で特価品のSTK4132IIを使ったパワーアンプ。シャーシに組み込まれ、平滑用の大型コンデンサがシンボリックで、半導体アンプなのに真空管アンプのような雰囲気に仕上がっています。
音的にもアナログ的なふわっとしたイメージでした。アナログアンプで発熱がありますので、定格は20W+20Wですが出力の上限はヒートシンクの大きさ(冷却能力)次第で決まります。
真空管ヘッドホンアンプ
以前に作ったプリアンプを改造してヘッドホンアンプ化したもの。
真空管+オペアンプのハイブリッド式ですが、YAHAアンプと違い、真空管のプレート電圧は200V以上ありますので、真空管本来のしっかりとした動作をします。何度も抵抗など部品を付け外ししてカット&トライをした結果、きれいな音のヘッドホンアンプとなっています。
今月のイロモノ
4580 4段スタックパラレルヘッドホンアンプ
ヘッドホンアンプなんですが、おかしな状態になっています。
以前に作品紹介したOPA2350PAを使ったヘッドホンアンプなんですが、換装しして試聴しているオペアンプ(?)がヘンです。なんとNJM4580を4段スタックし並列接続しています。発振しているのが原因か単にパラ接続のためなのか発熱するのとのことで、オペアンプに似つかしく無い放熱器が塔のように付けられています。
スタッフの方の試聴によるとどうも発振しているのではないかとのこと。出力波形確認をすると、やはりどうも様子がおかしいとのことで単純並列接続ではなく発振止めに出力を合成する前に抵抗を挿入することに。
この状態からピンのハンダづけを外して、空中配線で抵抗を付け増ししていらっしゃいました。けっこう手間です。
結果的にはかなり歪み率も下がり、良い特性を示していたようです。
以前に作った後、改造したHCU04ヘッドホンアンプも、さらに増設して3段にすると、もっと音が良くなるとの事。さすがに筐体に入らなくなるので改造していませんが、並列接続の魅力(魔力)はなかなか抗い難いものがあるようです。
ブログを拝見させていただきました
つい先日デジットにて特価というのにひかれてSTK4132Ⅱを購入したのですが、パワーアンプを作ろうにも方式や回路図が無くパワーアンプを作ろうにも作れない状況でして、今日このブログを見つけた次第です。
もしよろしければわかる範囲で構いませんので教えていただけないでしょうか?
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