JR貨物フェステバル その2

 鉄分たっぷり。
EF67 1 / EF67 102
 EF67 1 / EF67 102
 広島車両所の色である赤11号(通称もじみ色)の塗装の電気機関車であるEF67が2両並べて展示されています。
 展示車両もかなりマニア受けするもので、EF67 1は基本番台の1号車で、EF60 104からの改造車両、EF67 102は100番台の車両でEF65 131の改造車。同じEF67形機関車と呼ばれていますが元車両が異なるタイプを揃えて展示しています。
EF66 24
 EF66 24
 EF66形電気機関車の基本番台の2次車、吹田機関区所属、貨物新更新色。EF66の1次車では後付けだった運転台のひさしが最初から装備されています。
DD51 759
 DD51 759
 ディーゼル機関車DD51形の500番台、全重連形。東新潟所属だったものが2012年度に廃車され、広島車両所に移送されたもののようです。2013年にも展示車両として出ていましたが、車両所内で運用しているのでしょうか。解体待ちと睨んでいるのですが。
EF66 132
 EF66 132
 EF66形電気機関車100番台の2次車、吹田機関区所属。最終車両がEF66 133ですので、その1つ前の車番。JR貨物更新色の塗装になっています。
 お仕事途中での展示でしょうか。
DE10 1053
 DE10 1053
 ディーゼル機関車DE10形の1000番台、岡山機関区所属。入換線での運用を想定しているため、運転台は横向きに2ヶ所配置されています。
EF510-11
 EF510-11
 EF510形電気機関車の先行量産機、富山機関区所属、2006年製造。愛称ECO-POWER レッドサンダー、これは公募でつけられたそうです。日本海縦貫線のように直流、交流50Hz、60Hzの複数の形式の電化区間を全て走行可能な機関車でEF81形の置き換えを目的として開発されました。先行開発していたEF210形の設計を基に交直両用の機関車として開発が進められ2002年に1号機が先行量産機として製造されました。
EF200-6
 EF200-6
 EF200形電気機関車の量産機。今後の機関車開発の基本方針検討を目的としてVVVFインバータ制御、シングルアームパンタグラフ、電気指令式ブレーキ、台車装架式の主電動機など、数々の新技術を取り入れた設計となっています。
 しかしいつもながら貨物の機関車は展示するならもう少し奇麗におめかしして欲しいと思うのは私だけでしょうか。旅客を乗せないとはいえ、この汚れ様はちょっと…。
EF59 21(下関側)
 EF59 21(下関側)
 瀬野八(瀬野〜八本松)の22.6パーミルの急勾配区間の補助機関車としてEF56から改造された車両です。EF67に役割を譲り、すでに廃車となっていますが、このEF59 21は広島車両所に保存車両として置かれています。
EF500-901
 EF500-901
 EF500形電気機関車の試作機で6000kW出力のぶっ飛び機関車です。
 定格出力6000kWを運用すると変電所の電力供給能力の低下や架線の電圧降下のほか、インバータの発する高調波が線路周辺の電気機器に影響をおよぼすなど、試験運用中にさまざまな不具合が露呈し、試作のまま終了したある意味実験車両と言えます。
 2002年に廃車後、広島車両所にて保存されています。
EF210-132
 EF210-132
 EF210形電気機関車の100番台2次車、新鶴見機関区所属、2007年製造。
 VVVFインバータが基本番台のGTO素子からIGBT素子へ変更され、1C2Mから1C1Mの電動機にそれぞれインバータが装備されました。
 今回のクレーン吊り上げ実演の対象車両です。
EF210-101
 EF210-101
EF210-101 アクセスパネル内
 EF210-101 アクセスパネル内
 整備中の車両で、今回の車両所公開時には側面のパネルが外して開放されており、機関車の内部を見る事ができるようになっていました。
EF66 112
 EF66 112
 こちらも整備中で、台車を外されてウマに載せられた状態です。台車とその他の付随物は別の場所に置いてありました。
EF66 112の台車
 EF66 112の台車
EF66112の車輪ブレーキ
 EF66112の車輪ブレーキ
 台車については会場案内図に記載があったのですが、ブレーキの方は何も記載がありませんでした。
DE10 1588
 DE10 1588
 JRFの入換専用色に塗装されたDE10形ディーゼル機関車、元は門司機関区所属。すでに2011年に廃車になっており、広島車両所にて留置されています。長期間放置されているようですが、そろそろ痛みが目立ってきています。そのうち解体されるのかもしれません。
EF510-10
 EF510-10
 EF510形電気機関車の先行量産機、富山機関区所属、2006年製造。
 先のEF510 11と同じ形式の機関車です。今回は屋根付きの場所に展示されていました。
スイッチャー(DB25 7)
 スイッチャー(DB25 7)
 広島車両所オリジナル塗装のスイッチャー、ディーゼル機関車のDB25 7。
 この塗装はEF210を模しているようです。
DML61ZB
 DML61ZB
 DE10やDD51に搭載されているV形12気筒ディーゼルエンジン。整備中で取り外してエンジン単体で置かれていました。あちこち奇麗になっていますので整備上がりなのでしょう。
塗装ブース
 オマケ
 塗装ブース
 今回は工場内の塗装ブースがひっそりと見えるようになっていました。あまり気付く人は多くありませんでしたが、ここで大小さまざまな部品を塗装しているようで、横には塗装上がりの部品が置かれていました。
 大阪市営交通の検車場では台車塗装の自動化のためのロボットがありましたが、こちらは人手による塗装のようです。
 今回の車両所公開で驚いたのは、鉄ママの多い事、多い事。どう見ても子供は鉄道にあまり興味が無さそうに見える(あまり楽しそうでは無い)のにそれと対照的にお母様方が大はしゃぎで、列車の前に立たせた(車両メインだと思える)子供の写真をせっせと撮影していました。撮影では「自分さえ良ければ」の状態で周りの空気を全く読んでいないため、そこで撮影しようとしていた撮り鉄の方々が歯ぎしりしていましたが(苦笑)。
 子供が見たい方に移動するのではなく、お母さんが子供を案内しているので、明らかに子供が鉄道ファンではなく鉄ママですよ、あれは。

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