アンプの電源オン時のポップノイズが気になるので。
パワー・オン・ディレイ(検証中)
電源オン時のポップ音がなかなか気になります。
特に先に製作して運用しているコントロールアンプやBluetoothオーディオが以外と大きなポップノイズが出るのでスピーカーアンプの手前で電源オン時の出力カット・ディレイを入れる事にしました。
遅延回路はいろいろとあります。ベーシックにトランジスタを用いるものもありますがタイマーICである555を用いるものもあります。今回は後者のタイプを作ってみることにします。
回路的には555のTHD端子で抵抗とコンデンサーによる充電回路による電圧検出し、しきい値電圧まで上がれば出力端子がオンとなります。555の代わりにエミッタ接地のトランジスタ回路を用いても同じような動作が実現できますが、温度変化による影響が大きいため今回はタイマーICを用いることにしました。
555の主要回路以外は充電したコンデンサーを電源オフ時に放電するためのダイオードと、リレーがオフになる時のコイルサージから回路を保護するためのフリーホイールダイオード、リレー動作および電源オンのパイロットランプLEDを追加しています。
THD端子への回路定数は330kΩ+10μFとした場合、電源オンの後に約5秒経過後リレーが作動してオンになります。
リレーは動作時にステレオ信号をオンにする必要がありますので2a構成を用います。