たこ焼き、お好み焼きと並んで大阪ローカルなのが阪神のいか焼きです。
いか焼き
焼きいかではない。あくまでもいか焼きである。
阪神百貨店(梅田本店)の地下スナックパークの一角にある
写真は扉が開けてあるのでこの裏側の壁の向こうにあるわけではないので念のため
まあ、本当に大阪は粉モン文化ですね(笑)。
たこ焼き、お好み焼き、いか焼き。どれも小麦粉ベースのものが基本です。
特にいか焼きはこの阪神百貨店の地下のフードコート(スナックパーク)にある店舗が有名で、ほぼいか焼き名物の発祥の店といっても過言ではありません。
原材料は小麦粉、卵、イカ。これを専用のプレスして焼き上げる器具であっという間(約30秒だそうです)に焼き上げ、ベルトコンベアーで運ばれソースをさっと薄く塗って二つ折りにして出来上がりです。
平たい小麦粉生地にイカがごろごろと入っており、圧して焼くため独特のもちもち感のある食べ物に仕上がります。
店舗の風景
いつも並んでおり、一人でも並ばずに買えた事は未だ無い
名物店だけあって平日昼間であっても長い列ができていて、一度、改装で表側のマクドナルドの隣に移動したのですが、並ぶ客でマクドナルドの前が塞がり、クレームが出たらしく反対側の離れた元のこの場所に戻ってしまいました。
この写真に見えているのはほんの一部で、実は店舗外の踊り場に専用の並ぶレーンが設けられ、長蛇の列が出来ます。ぞろぞろと並んで食べる気はしませんが、焼き上がるのが早いため以外と順番が回ってくるのが早いの驚異的です。一日に1万枚以上の売り上げがあるそうですので、1枚126円の普通のいか焼きだけ売れていたとしても、1,260,000円の売り上げ。すごい!
さて、この「いか焼き」ですが、関東へ行くといわゆるいかの姿焼きになってしまいます。大阪ではいかの姿焼きは「いか焼き」と呼ばずに「焼きいか」で、「いか焼き」というと粉モンの方を指します。
このお店と同じような器具で「いか焼き」を出してくれるお店も多く、たこ焼きと一緒に店頭で焼きながら売っている小さなお店も数多く存在します。しっかりと根を下ろしている食べ物になっています。とはいえ、戦後のたこ焼きよりも後の食べ物のようですので、たこ焼き、お好み焼きに比べると新参者と言えなくもありません。
ここで裏技を一つ。
注文を受けると、店では大量に焼き上がりを処理しなければなりませんので、通常はソースが塗られたものが熱々とはいえ作り置きされているのが当たります。本当に焼きたてを食べたい時はソース無しを注文しましょう。直前の焼き上がりが回ってきますので、本当の焼きたてを食べる事が出来ますよ。
裏技…スゴイ。
ソース無しでもおいしいのでしょうが、ちょっともの足りないような気がしますね。
コリアタウン・御幸森神社の近所にもおいしい「いか焼き」を作る店があります。
「成駒屋(なりこまや)」さん
タマゴ入りでない普通のがおいしいのだ。
>タマゴ入りでない普通のがおいしいのだ
私もこのスナックパークのいか焼きは、卵を一緒に焼いたデラバン(デラックス版)よりも普通の方(プレーン)が好みです。