以前から常用している自作ポータブルヘッドホンアンプを交代。
ポータブルヘッドホンアンプ(5V昇圧ユニット版)
メイン基板にHT7750Aと平滑用のコンデンサやコイルを毎回実装するのが面倒臭くなったので電源だけをユニット基板化して製作していたものの、肝心のヘッドホンアンプ部を放置。常用しているヘッドホンアンプでも問題なかったのですが、最近接触不良の様相を示してきたので新規に製作しました。
電源は以前に製作した+5V昇圧基板に追加で仮想グラウンドを合わせて供給する回路を追加。メインのヘッドホンアンプ基板に仮想グラウンドの電源部分を実装するのを省略できるようにしました。
メインのヘッドホンアンプ部は低電圧オペアンプ仕様ChuMoyの回路を踏襲し、出力側がオペアンプからの出力ストレートでしたがDCカットのコンデンサ(1000µF)を挿入・追加しました。メイン回路の定数は全く同じですが手持ちの部品を最大限活用したのでオーディオ用途と銘打っている部品ではありません。一応、金属皮膜抵抗なのでそれほど劣化するとは考えていません。
増幅度を決定する抵抗は当初の定数でゲイン11倍では聴きやすい音量でのボリューム調整が微妙すぎでしたのでゲインを下げるため変更し10kΩ/33kΩで約4.3倍へと落としました(先のChuMoyも改造してこの定数になっています)。
アンプ部の基板サイズが小さくなりましたが電源部分を作りこむ必要がなくなった分、回路の違うヘッドホンアンプの製作に取り掛かる心理的な閾値が下がりましたね。今後オペアンプ一発ではなくオペアンプ+ダイアモンドバッファあたりを作ってみようと目論んでいます。