ちまちまと作っていたDAC検証のための独立実験基板でやっと検証開始。
廉価DAC検証基板群
初回に作成したPCM5102基板、次に作成したWM8524基板、ヘッドホンアンプTMP6139A2基板と電源基板を組み合わせてやっとUSB入力のDAC検証環境が整いました。
USB_DOUT2706kitからI2Sでデジタルオーディオ信号を取出し、DAC基板に接続し、ヘッドホンアンプ基板にアナログ出力を接続し試聴する環境が出来上がりました。
それぞれの基板にはヘッダピンを付けてあり、電源、デジタルオーディオ信号、アナログオーディオ信号などをQIコネクタケーブルで基板間で接続して稼働させます。
WM8524
デバイスの値段に見合わず、普通に十分聴ける音が出てきます。設定変更できる機能はほとんどありませんが、必要充分ではないでしょうか。表面実装基板を作ってヘッドホンアンプまで載せるプリント基板を起こせば廉価なユニットとして売り物になるかもです。
PCM5102
私の印象だと低レイテンシよりも通常レイテンシの方が音がくっきりします。
低レイテンシだとどうももやっとした印象が否めません。音源にもよると思いますがソフト目の音になります。
LAXMANのDA-100やTEACのAI-501DAにも採用されていることもあり、出力のLPFや後段のアナログ回路などを工夫すれば市販機材に引けを取らないものが出来上がるでしょう。
どちらにせよ今回製作した2種類のDACは普通に聴く分に何の遜色も無い音が出ます。
回路規模も小さく3.3V電源で統一できる今回のようなDAC+ヘッドホンアンプの構成だとUSBバスパワーでポータブルDACが構築できそうです。
私の場合はUSBオーディオ出力機器を持ち運ぶ事がありませんので多分製作はしないと思いますが、世の中作っている方はありそうですね。