楽しく使用中のYAHAアンプ(12AU7)ですが、以前書いた不具合が我慢できなくて。
YAHAアンプ改修後 運用中
モニタの下部と真空管が当たっていた
製作直後、スタイリッシュに真空管が見えるのがうふふ、な感じでほくそ笑んでいたのですが、やはり真空管の見える機器は周りが空いているのが好ましく、ごちゃごちゃ机の上に置いて運用すると意外と真空管の出っ張りが邪魔だったのです(運用の様子はこちら)。
ちょっと物が当たったり、移動させる時にモニタに触れたりと、かなり気を遣う状態だったので、筐体内に真空管を移す改修作業を行いました。
もちろん、縦置きはできませんので真空管は筐体内で横置きレイアウトに変更します。アルミのLアングルを使ってねじ留めの真空管ソケットを固定し、アングルを基板に固定します。
筐体内の様子
今回はフロントとエンドのパネルを新規に作り直し、RCAジャックを以前のものからちょっとグレードアップしただけで、既存の部品・基板・ケーブル類はほぼすべて使い回しの再利用をしています。
また、6.3φ→3.5φの変換アダプターを使っていましたが、常用しているイヤホンがほとんど3.5φのステレオミニジャックばかりなのでイヤホン出力を6.3φから3.5φへ変更。また、入力もRCAだけだったのですが前回の3石ヘッドホンアンプと同様に3.5φのステレオミニジャックからもソース入力できるようにしました。RCAと3.5φのミニジャックの入力は共通で、内部で接続されています。
以前の基板を無視して、新たに一から新規に基板を起こして収めようとしたのですが、真空管設置位置のレイアウトがどうも収まりが悪く、結局既存の基板を改造して横置きにして、もともと真空管のあった位置に重なるようなレイアウトになってしまいました。
あとは筐体内に真空管を移した事による放熱対策です。
現在は外出ししていたときの穴をそのまま放置して放熱穴にしていますが、ほこりを考えるとあまり好ましく無いので、四角穴で大きく広げてパンチングメタル板などでホコリ除けをしようかと思案中。ただ、この筐体のアルミは結構厚さがあり、なかなか加工に苦労しそうなので、かなり悩んでいます。
もっとも12AU7はほとんど熱い状態には至りませんので、穴無しの筐体を被せるというのもアリですが。
途中経過などはこちらをご参照ください。
YAHAアンプ(基板のみ)
YAHAアンプ(完成)
YAHAアンプ(運用中)
YAHAアンプ つづき2